Z シリーズ対象製品では、あらかじめレンズにピント位置(フォーカス位置)を登録して、素早く呼び出すメモリーリコール機能が使用できます。決まったピント位置で頻繁に撮影する場合に便利です。
「フォーカス位置の呼び出し」 は複数のボタンに割り当てられますが、割り当てたどのボタンを押しても同じピント位置にセットされる 「一括登録」 と、割り当てたボタンごとに異なるピント位置をセットできる 「個別登録」 の方法があります。
Z シリーズ対象製品で、メモリーリコール機能(一括登録)の設定方法は、以下のとおりです。
※メモリーリコール機能(個別登録)の設定方法は、こちらの Q&A をご確認ください。
動画での操作手順は、”ニコンイメージングジャパン YouTube 公式チャンネル”でご確認いただけます。
※ この動画では Z9 を使用しています。
1.
2.
3. 「f:操作」を選択し、
4. 「f2:カスタムボタンの機能(撮影)」 を選択して
5. 「フォーカス位置の呼び出し」 を行いたいボタンを選択して
6. マルチセレクターの
※「フォーカス位置の呼び出し」 を行いたいボタンが複数ある場合は、手順 5.手順 6. を繰り返します。
7. 「フォーカス位置の登録」 を行いたいボタンを選択して
8. マルチセレクターの
9. 「一括登録」 を選択して
10. 撮影画面で被写体にピントを合わせ、手順 8.で登録したボタンを長押しします
- ピント位置が正しく登録されると、撮影画面に
アイコンが表示されます。
- ピント位置の登録は、フォーカスモードの設定にかかわらず可能です。
- カメラからレンズを取り外したり、レンズを交換した場合は登録したピント位置がリセットされます。
11. 手順 5.手順 6. で 「
- 「
フォーカス位置の呼び出し」 を割り当てたボタンを押すと手順 10. で登録したピント位置にセットされます。
- 手順 5.手順 6. で複数のボタンに 「
フォーカス位置の呼び出し」 を割り当てた場合、どのボタンを押しても手順 10. で登録した同じピント位置にセットされます。
●「 シャッターボタンを半押ししてもピント位置は移動しません。 ●オートフォーカス使用時、「 シャッターボタンを半押しするとオートフォーカスの機能が動作します。「 割り当てたボタンを押してピント位置を呼び出した後に、シャッターボタンを半押してピント合わせをしないように するには、カスタムメニュー 「a6:半押し AF レンズ駆動」 を 「しない」 に設定します。 |
< メモリーリコール機能についてのご注意 >
- インフォ画面の表示中は、ピント位置を登録することはできません。
- 環境温度の変化によっては、登録時と呼び出し時のピント位置が変わることがあります。
- ピント位置を登録した後にズーム操作で焦点距離を変えると、呼び出し時にピント位置が変わりやすくなります。この場合、セットアップメニュー「電子音」>「電子音設定」(Z6III は「ビープ音」 ) が 「無効」 以外に設定されていると、ピント位置を呼び出したときに電子音が短く 4 回鳴ります。