D6 の「AF 微調節の設定」（オートフォーカスのピント位置を調節する）について

D6 の「AF 微調節の設定」（オートフォーカスのピント位置を調節する）については、以下のとおりです。


「AF 微調節の設定」では、装着したレンズのピント位置を、好みなどに合わせて微調節できます。

• 必要な場合のみ AF 微調節をしてください。
• 普段の撮影でよく使用する撮影距離で AF 微調節をすることをおすすめします。たとえば、近い距離で AF 微調節をした場合、遠い被写体に対してはAF微調節の効果が低下することがあります。

 

項目	内容
AF 微調節の適用	「する」 ： AF 微調節の設定が有効になります。 「しない」 ： AF 微調節をしません。
レンズの調節と登録	装着している CPU レンズの微調節値を登録できます。 最大 40 種類のレンズを登録できます。 非 CPU レンズは登録できません。 すでに登録してあるレンズを装着している場合、微調節値が上書きされます。
未登録レンズの調節	「レンズの調節と登録」で登録していないレンズを装着したときに 　一律で微調節する値を設定できます。
登録済レンズリスト	「レンズの調節と登録」で登録したレンズを一覧表示します。 　登録リストからレンズを選んで  を押すと、「識別番号」画面が表示されます。 　 「識別番号」画面では、レンズの識別番号を入力できます。 たとえば、同じレンズを数本所有している時に 登録したレンズのシリアル番号などを設定しておくと、 どのレンズの AF 微調節の設定かを識別できるので便利です。 登録するレンズによっては、シリアル番号が識別番号として自動的に入力されます。■
装着レンズの調節を選択■	同じ種類のレンズを複数登録してある場合に、 　カメラに装着しているレンズにどの調節値を設定するかを選べます。

＜ ライブビュー撮影時の AF 微調節について ＞
ライブビュー撮影時にオートフォーカスでピント合わせをする場合は、
「AF微調節の設定」で設定した微調節値は適用されません。

＜ テレコンバーターを装着した場合 ＞
すでに登録してあるレンズでも、テレコンバーターを装着した場合は違うレンズとして個別登録できます。

＜ 登録したレンズを削除するには ＞
「レンズの調節と登録」で登録したレンズを削除するには、
「登録済みレンズリスト」画面の一覧表示から削除したいレンズを選んで、 ボタンを押します。




■ AF 微調節の設定と微調節値の登録方法


 

• ＋20～－20 の範囲で調節できます。
• 今回の微調節値は  で、前回設定した微調節値は  で表示されます。
• ズームレンズを装着している場合は、広角側（WIDE）と望遠側（TELE）で個別に調節できます。広角側と望遠側を切り換えるには  を押します。
• ピントの合う位置は、微調節値が大きいほどカメラから遠ざかり、微調節値が小さいほどカメラに近づきます。

＜ AF 微調節の自動設定について ＞

ライブビュー画面を見ながらピント合わせをし、AF 微調節の値を自動で設定できます。
手順 3 の設定画面で  ボタンを押すと、「AF 微調節の自動設定」の手順 2 の画面に移動します。




■ 未登録レンズ装着時の微調整値の設定方法


 

• ＋20～－20 の範囲で調節できます。
• 今回の微調節値は  で、前回設定した微調節値は  で表示されます。
• ピントの合う位置は、微調節値が大きいほどカメラから遠ざかり、微調節値が小さいほどカメラに近づきます。

■ AF 微調節の自動設定



自動で AF 微調節をする方法は以下のとおりです。


 

• ズームレンズの場合は、あらかじめレンズのズームリングを回してワイド端またはテレ端に合わせてから、ピント合わせをしてください。
• ピント合わせをするときは、カメラを三脚に固定し、コントラストの高い平面を被写体として選んでください。

• 絞りの設定は開放をおすすめします。
• ピント合わせの後に拡大表示をしてピントが正確に合っているか確認してください。必要に応じてマニュアルフォーカスでお好みのピント位置に調節してください。
• 暗い環境では、ライブビューでのオートフォーカスや、AF 微調節の自動設定ができない場合があります。

• AF 微調節の自動設定が実行され、装着している CPU レンズの微調節値が「登録済みレンズリスト」に登録されます。
• 自動設定が成功すると、「AF 微調節の適用」が「する」に変更され、AF 微調節が有効になります。