Z50 のフォーカスモード/AF エリアモードについては、以下のとおりです。
■ フォーカスモード
フォーカスモードでは、ピントの合わせ方を設定できます。
< フォーカスモードの設定方法 >
メニューまたは静止画撮影メニュー、動画撮影メニューの「フォーカスモード」で変更できます。
- 初期設定では、
ボタンを押しながらメインコマンドダイヤル回すとフォーカスモードを設定できます。
< フォーカスモードについて >
AF モード 自動切り換え | - 静止している被写体は AF-S で撮影し、動いている被写体は AF-C で撮影します。 - 静止画モードの場合のみ選べます。 |
シングル AF
| - 静止している被写体の撮影に適しています。 シャッターボタンを半押しすると、ピントが合った時点で フォーカスポイントが赤色から緑色に変わって点灯し、フォーカスがロックされます。 - ピントが合っていないときはフォーカスポイントが赤に点滅してシャッターがきれません。 |
コンティニュアス AF
| - スポーツなど動きのある被写体の撮影に適しています。 シャッターボタンの半押しを続けている間はフォーカスロックはされず、 被写体の動きに合わせてピントを追い続けます。 - 初期設定では、ピントが合うまでシャッターをきれませんが、 カスタムメニュー a1「AF-C モード時の優先」で、 ピント状態に関係なくシャッターがきれるように変更できます。 |
フルタイム AF
| - カメラは常に被写体の動きや構図の変化に合わせてピントを合わせ続けます。 - シャッターボタンを半押しするとピント合わせをし、ピントが合った時点で フォーカスポイントが赤色から緑色に変わって点灯し、フォーカスがロックされます。 - 動画モードの場合のみ選べます。 |
マニュアルフォーカス
| ピントを自分で合わせたいときに選びます。 ピントの状態に関係なく、シャッターがきれます。 |
■ AF エリアモード
オートフォーカス使用時の、フォーカスポイントの選択方法を設定できます。
- フォーカスポイントは「オートエリア AF」以外の場合、マルチセレクターを使用して移動できます。
- 初期設定は「オートエリア AF」です。
< AF エリアモードの設定方法 >
メニューまたは静止画撮影メニュー、動画撮影メニューの「AF エリアモード」で変更できます。
- 初期設定では、
ボタンを押しながらサブコマンドダイヤルを回すと AF エリアモードを設定できます。
< AF エリアモードについて >
ピンポイント AF | - シングルポイント AF よりも小さいフォーカスポイントを使って、 より狭い範囲にピンポイントでピント合わせができます。 - シングルポイント AF よりもピント合わせに時間がかかる場合があります。 - 建築物などの静止している被写体の撮影や、スタジオでの商品撮影や接写に適しています。 - 静止画モードで、フォーカスモードが「シングル AF」の場合のみ選べます。 |
シングルポイント AF | - 撮影者が選んだフォーカスポイントでピントを合わせます。 - 静止している被写体の撮影に適しています。 |
ダイナミック AF | - 撮影者が選んだフォーカスポイントでピントを合わせます。 選んだフォーカスポイントから被写体が一時的に外れても、 周辺のフォーカスポイントからのピント情報を利用してピントを合わせます。 - スポーツの撮影など、シングルポイント AF では 被写体をとらえにくい動きのある被写体の撮影に適しています。 - 静止画モードで、フォーカスモードが「AF モード自動切り換え」または 「コンティニュアス AF」の場合のみ選べます。 |
ワイドエリア AF(S) ワイドエリア AF(L) | - シングルポイント AF よりも広い範囲(エリア)で被写体をとらえてピントを合わせます。 - スナップ撮影や動きのある被写体、シングルポイント AF ではとらえにくい被写体の 撮影などに適しています。 - 動画撮影で、動きのある被写体を撮影する場合や、 パン・チルトをする場合にも、滑らかで安定してピント合わせができます。 - フォーカスポイント内に複数の被写体がある場合、 手前の被写体を優先してピントを合わせます。 - 「ワイドエリア AF(L)」は「ワイドエリア AF(S)」よりも広い範囲で 被写体をとらえます。 |
オートエリア AF | - カメラが自動的に全てのフォーカスポイントから被写体を判別して AF エリアフレーム内で ピントを合わせます。 - シャッターチャンスを優先した撮影、人物撮影、スナップ撮影などに適しています。 - カメラが人物の顔を認識した場合、顔に黄色の枠(フォーカスポイント)が表示されます。 瞳を認識できるときは、瞳に黄色の枠が表示されます(瞳 AF/顔認識 AF)。 動きのあるポートレート撮影も構図や表情に集中して撮影できます。 - |